山梨・長野の旅(1日目)

ここ数日本当に寒いですね。あっという間に冬に突入した感じですね。
世の中もいろいろ動きがあり、慌ただしい年末となりそうです。


そんな世間の喧騒から離れるべく、先週末の三連休を利用して、山梨、長野にいってきました。
今回は後輩2名との旅。レンタカーを駆使しながらめいっぱい見て回りました。


まずは新宿発8時のスーパーあずさに乗車。甲府駅に向かいます。
さすがは三連休の初日。
指定席はすでに売り切れていたので、早めに新宿駅にいって自由席を確保。
なんとか座ることができました。


甲府駅のホームからは、さっそく甲府城の石垣が見えます。

そして駅を出ると、さっそく信玄公がお出迎え。

レンタカーを借りてさっそく城巡り開始!


甲府城は以前もいったことはあったのですが、それは百名城めぐりのときでして、時間の都合上、サッと見ただけでした。
見るべきところが多いのはわかっておりましたので、泣く泣くスタンプだけを押して移動したのです。
そのとき以来、ちゃんとみなければと思っていたので、今回は念願の登城であります。


まずは5年前に復元された山手御門に行ってきました。

雄大かつ美麗な門にしばしうっとり。櫓門の中では、そこに詰めていた地元の方に丁寧な案内をしていただきました。

続いて城内にはいり、天守台へ。

穴太積みのこの立派な天守台から、当時の天守の威容が偲ばれますね。

つづいてこちらは鉄(くろがね)門。

もちろんこれらは甲府城でとった写真のごくごく一部にすぎません。
とにかく見どころがたくさんあり、ちょっと歩いてはパチリ、ちょっと進んではパチリの繰り返し。
特に石垣がすばらしく、豊臣期のものから江戸期のものまで、いろんな石垣が何種類か混ざっています。


そんな石垣の数々にみとれていたところ、甲府城を案内してくださるボランティア「甲府城御案内仕隊」の方に声をかけられました。
せっかくの機会なので、この石垣の石がどこからもってこられたのかを聞いたところ、実は現地調達であったとのこと。
甲府城はもともと石山であり、石切場も残っているとのことで、さっそくそちらにもいってきました。
やはり地元の方からの情報は重要ですね。

続いて武田神社へ。

当日は七五三のお参りに来た家族連れや歴史マニアの方々で境内はいっぱい。
私たちもさっそくお参りをしてきました。

お参りのあと、社務所に向かい、「名水 姫の井戸」のペットボトルを購入。
このペットボトルに、わき出ている水をいれて持ち帰ることができるのです。

せっかくなので、どこかのCM風に撮影してみました。


武田神社の周辺は、ちょうど紅葉が見頃。

いい時期に行くことができました。


武田神社のあとは、レンタカーで山梨県立博物館へ。

こちらでは黄金の国々―甲斐の金山と越後・佐渡の金銀山―が開催されておりました。

今回は、この展示企画にたずさわっている知り合いにご案内いただきながらの見学。
大いに勉強になりました。
大変興味深い文物が集められており、日本史における金の歴史を理解する上でひじょうに意義のある展示でした。
残念ながら12月3日までの展示となっておりますが、図録も充実した内容となっておりますので、図録だけでもぜひ、手にとっていただければと思います。


そこから高速にのって、本日のお宿、鹿教湯温泉へと向かいました。
この時期、すっかり4時過ぎには日が暮れてしまい、外は真っ暗。
そんななか、車を飛ばして鹿教湯温泉についたのは6時過ぎでした。
約2時間のドライブで、移動距離は約140km。
なかなかの距離です。


鹿教湯温泉は泉質もすばらしく、また料理もうまい。
朝から動き回った疲れもふっとびますね。


三連休の初日はこのような感じで終えました。
翌日は松本に向かうのですが、それはまた次回のご報告!



晩秋にめぐりて 学ぶ 甲斐信濃