上州・信州の旅

本日休み。あいにくの曇り空で洗濯できず。週末不在にしていたのでけっこうたまっているんだけどなぁ〜。

さて不在にしていたのは、この土日をつかって群馬県、長野県に行ってきたからです。
後輩が安中市で働いており、彼の案内のもと、別の後輩といっしょにまわってきました。


今回の第一の目的は、安中市にある「学習の森ふるさと学習館」の春季企画展である「城絵図にみる上州の戦国時代‐富原文庫所蔵城絵図の世界‐」の鑑賞です。
城絵図が豊富に集められており、なかなかに見応えのある展示でした。
展示は6月16日まで。いい史料がそろっていますよ。お近くの方もそうでない方もぜひご来館ください。


初日はその他に、同行の後輩の希望で群馬県立自然史博物館
人類の進化の歴史に触れたり、群馬県立近代美術館で開催中の「探幽3兄弟展」を鑑賞したりと、午後いっぱい使って各地に足を運んできました。
どちらも建物ははじめてでしたが、いずれも立派な施設。


夕方には磯部温泉で一休みし、夜はもちろんお酒をいただいて、翌日に備えてやや早めに就寝。


二日目は、当初は予定していなかったのですが、同行の後輩がいったことがないということでしたので、上田城にいくことに。
その前に、群馬と長野の県境にある熊野神社に参拝してきました。

こちらの神社は、日本武尊ヤマトタケルノミコト)が碓氷嶺に登った際、急に濃霧で進めなくなったところ、一羽の八咫烏(ヤタガラス)が現れ、碓氷峠の山頂にたどり着くことができたという由緒正しい神社です。
八咫烏との縁があるということもあって、サッカー日本代表を応援するお守りや絵馬が売られておりました。

そして、最近ではパワースポットとしても有名になっている、シナノキ(科の木)にもお参りしてきました。

樹齢は850年を超えるとされ、その生命力の強さと、ハート型にみえる葉の形から、長寿や良縁が叶うとして多くの人たちを集めております。


続いて高速道路も途中で使いながら、上田城へ。

二の丸橋をわたったところにある駐車場は、市民会館のイベントのため使用できず、ぐるっとまわって南側の駐車場(旧尼ヶ淵付近)に車をとめ、さっそく西櫓・南櫓をパチリ。

城内では「おもてなし武将隊」による演舞がなされておりましたが、その音楽をBGMにしながら城内をあちこちまわってきました。

大手に据えられている鏡石「真田石」。圧巻の大きさ、美しさです。


内堀の様子。ケヤキの木がたくさん植えられています。


二の丸北虎口の石垣。無骨さの中に美しさが同居していますね。


かつて外堀であったところは、現在では陸上競技場になっています。
本当に広いお堀だったんですね。



上田城では現在、保存・整備計画が進められています。
リンク先にもあるように、北東隅にあった2棟の櫓とその周辺の土塀の復元整備を優先的に進めていくようです。
2016年度の大河ドラマが「真田丸」に決まったということもあり、これからも多くのお客さんが訪れることと思います。
あせらず、しかし確実に、保存と復元を行っていってもらいたいものですね。


上田城を後にして、高崎まで車でつれていってもらい、夕方の新幹線で帰京しました。
行きは湘南新宿ラインをつかって2時間半かけていきましたが、帰りは1時間。あっという間です。
この近さは魅力ですね。今後もまた訪れたいと思います。



照りつける 日も和らげて 青楓

熊野神社の狛犬