旅ふたたび

本日休み。4月に入っても肌寒い日が続いておりましたが、ゴールデンウィークにはいってようやく、暖かい(というか暑い!)日々が戻ってきました。
今日は朝から洗濯をして、一気に衣替えまですることができました。


しばらくご無沙汰しておりました。年度初めはなかなか忙しく、また我が中日ドラゴンズも好不調の波が激しく、なかなか落ち着かない日々を過ごしておりました。
とはいえ、百名城の旅を終えてしまい、ぽっかりと空いてしまった心の隙間を埋めてくれるのは、やはり旅です。

ということで、「ポスト百名城」よろしく、国持大名レベルの城下町を訪れる旅を4月中旬にスタートさせました。
1回目は、これまで何度か訪れたことはあるものの、腰を落ち着けてみたことのなかった福井県です。


まずはご挨拶がてら福井城趾へ。
福井県庁周辺にしか遺構が残っていない福井城ですが、さすが徳川家の親戚であるだけにすばらしい石垣。
越前青石(笏谷石)で積み上げられたその石垣はすばらしいの一言です。
すっかり惚れ込んでしまいました。


しかもこの時期、ちょうど福井では桜が真っ盛り。
思いがけずこの春2度目の花見ができました。



その後は無料バスを活用して、県立図書館や文書館など、様々な文化施設に足を運びました。
貴重な史料も数多くあり、ついつい図録を買い込んでしまい、大荷物を抱えながら精力的に活動してまいりました。


それにしても福井県文化施設の充実ぶりには正直びっくりさせられました。
しかも当日は福井県が第三日曜日に設定している「家庭の日」でして、まわる文化施設がすべて入館料無料。
これはありがたいですね。


翌日は越前市に移動して「越前和紙の里」にいってきました。
まずは紙の文化博物館などの施設を見学したあと、「紙の神様」である紙祖神岡太神社と大瀧神社にお参りしてきました。
これがなかなかに趣のある社殿で、じっくりと拝観させて頂きました。

その後、再び「越前和紙の里」に戻り、卯立の工芸館にて紙漉き工程を実際に見学。
和紙がどのようにして作られていたのか、理屈ではわかっていましたが、やはりやってみると理解はぐっと深まります。
大変貴重な体験でした。


福井県というと、なにかと原発が取りざたされますが、メガネや繊維産業が盛んであるとともに、共働きの率が日本一であるなど、いろんな魅力のある県です。
歴史もあり文化もある福井県、また訪れてみたいものです。


[おまけ]
福井市立郷土歴史博物館に隣接している庭園、養浩館にて、思いもよらず金沢の知り合いにばったり出会いました。
同じような関心を持つ人の動きというものは、得てして似ているものなんですねえ。最敬礼・・・。


過ぐ春に 再び出会う 越の国