*[想い] 何が大事か。

気の抜けたネコ

本日休み。昨日は私の大学院時代の先輩からのお呼ばれで、とある作業の手伝い。久々にいい資料に巡り逢え、またいい仕事が出来たと思います。

さて東京は朝方は雪。今もすっかり冷え込んだままです。
こんな日はふと「プチ創作」モードにスイッチが・・・。



 「光り輝く国」がありました。
 そこに住む人びとは常に新しいものを追い求め、過去を振り返ることを知らず生活していました。
 「光り輝く国」は、造っては壊し、造っては壊し、国民の欲望を満たすように常に変化して留まるところを知りません。
 「過去」とは何か。そんなことを考えている人たちはおいてけぼり。
 まさにこの国の「進化」は絶頂です。
 

 むかし「光り輝く国」があったといいます。私が住む国がそうだったのだといいます。
 ただ、いま私はその「光り輝く国」がどんな国だったのか、よく知りません。
 それはその国が、繁栄と引き替えに大事なものを悪魔と取引してしまった結果なのだそうです。


 今、私は「光り輝く国」の瓦礫の中で思います。
 繁栄の中えられるはずの快楽を失った私は、今、何かを取り戻しつつあるのだということを・・・。  (pooh-zo)





雪の世に 消えゆく時の はかなさよ