*[日常] 本年もよろしくお願いします

本日休み。というより本日までお正月休みでした。


みなさま、あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。


前回も書いたように、年末から元旦にかけて帰省&旅行にいってきました。
ついて早々にレンタカーを借り(ホンダのインサイト!)、車は一路佐賀方面へ。
身内が働いている旅館についたところで初日は終了でした。


初日と同じ旅館に連泊することになっていたので、2日目は日帰りでいけるところということで福岡方面へ。
目的はおなじみ百名城にも登録されている福岡城
かつて、あの平和台球場があった場所です。
今回は年末のため、残念ながら最近はまっている百名城のスタンプを押すことはできませんでしたが、城跡はしっかりと堪能してきました。

福岡城には20年ぶりくらいに訪れたのですが、下之橋大手の復元、祈念櫓の移築と、城内の変化は時の移りゆきを感じさせます。
そんな中、熊本城と同様に朝鮮の晋州城にアイデアを得たとされる、あの主郭部の石垣のすばらしさは全く変わっていません。
また、外周を廻ると石垣の博物館と呼ばれる金沢城に負けず劣らず、様々な積み方・時代の石垣が見られ、さながら西の石垣の博物館!
けだし、名城です。


3日目は佐賀を出て長崎・島原方面へ。
まずは、もともと長崎奉行所があった場所に建てられている長崎歴史文化博物館へ。

数々の展示をじっくりと見て回りました。

ただ、NHK大河ドラマ龍馬伝」を前に、博物館でも一部のスペースを「龍馬館」として仕立て上げることになっており、この日はその展示準備に追われていたため、一部の展示を見ることができなかったのが残念でした。

その後、あの有名な出島へ。
以前訪れたときは、「ここに出島がありましたよ」ということを示すポールが立っていただけでしたが、今回いってみるとすっかり様相が変わっていました。
出島を代表する建物だったカピタン部屋(商館長居宅)や水門などが復元されており、かつての出島の範域を示す細い堀もほられていました。


調べてみたところ、復元計画は昭和27年度からあったようですが、本格的ながはじまったのは平成8年度からなのだとか。
民有地のすべてを公有化するなど、完全復元に向けて整備は着々と進んでいるようです。
これは是非とも完全復元までがんばってもらいたいですね。


出島で予想以上に時間をつかってしまったこともあり、3日目は島原の旅館についたところで終了。
4日目の最終日は大晦日
朝方に雪が舞い散るほどの寒さでしたが、そんな寒さもなんのその、午前中に島原城および武家屋敷をみてまわってきました。

城内にある施設の大半が「コンクリート造り」というのは、近年の木造復元主流の城郭建築にあっては若干残念な感じではあります。
ただ天守閣の外観、平瓦と漆喰でつくられた「海鼠壁」のあの独特の様子は中々良いものです。

また忘れてはいけないのは内郭を囲む「堀と石垣」の雄壮。あれは本当に立派の一言。
島原城に来てこの堀と石垣をしっかり観察しなかったら片手落ちです。

天守内の資料館も、キリシタン関係、そして当地を支配した深溝松平家に関する資料が結構充実しており、見応えがありました。
また望楼からの雲仙、島原湾の眺めも最高!


島原観光のあとは島原と熊本を結ぶ「熊本フェリー」で熊本市内に向かい、そのまま宮崎に戻りました。
フェリーはわずか30分。あっという間に熊本です。


風が強く、船も大いに揺れましたが、船からみる雲仙普賢岳の雄姿は一見の価値があります。
時間短縮にもなりますし、一度は乗ってもらいたいフェリーです。


以上が「冬の旅」の旅程です。
我ながら短い間にずいぶん走り回ったものです。
北部九州にはなかなか行く機会がなかったのですが、やっぱりいいですね。
また時間をみつけて、今度はゆっくりとまわってみたいですね〜




年の瀬の 旅の記憶に 時忘れ