*[日常] 釣りバカファイナルを観る!

釣りバカ日誌20(公式サイトより)

本日休み。このところ各地で雪が降っているようですが、東京は比較的おだやかな日々が続いています。
とはいえ朝夕はけっこう冷え込むので、洋服のチョイスがけっこう難しいですね。


さて、本日はお正月恒例の映画『釣りバカ日誌20』を観てきました。
釣りバカも今回でファイナル。
こういう「恒例もの」の映画がなくなってしまうのは、なんとも寂しいものです。
しかも1000円で観ることができますからね。


多くの年配の方々に囲まれつつ、じっくり観てきました。
いつも通りのおもしろさで満足満足。。。といいたいところなのですが、最後の最後がちょっと不満でした。


※以下、ネタバレしている部分がありますのでお気をつけ下さい。


釣りバカといえば、もちろん釣りがメイン。
これまでもエンディングでは釣りのシーンが流れていたことが多かったように思います。
しかし今回は、会長職を辞するスーさんこと鈴木会長が、全社員を前に最後の挨拶をするシーンがエンディング。
挨拶が終わり、エンドロールの後ろでこれまでの出演者が舞台に次々と出て挨拶して終わるという形でした。


それはそれで悪くはないと思うのですが、やはり最後は釣りのシーンで終わってほしかった。
スーさんが引退した後、大好きな釣りを思う存分楽しんでいるという、そんな姿をファンとしては見ておきたかったなと思うのです。


「そこまでみせる必要はない」という方もいらっしゃるとは思いますが、釣りバカや寅さんのような映画は、ワンパターンさ、単純さにこそ意義があるのであって、観客に自由に想像させる余地というのは無くてもいいと思うんですよね。
スーさんが楽しそうに釣りをする姿をみて、観客もうれしい気持ちになる。
そのシーンが、やはり最後にはほしかったですね。


それと、谷啓さんが最後のシーンで出ていたのですが、かなり体調がおもわしくないようで、それもちょっと心配。
NHKの「美の壷」も辞められましたしね。
なんとか元気になっていただきたいものです。


そんなこんなで、少々不満はありますが、全体的にはとてもおもしろく、楽しめました。
希少な魚の保護について考えさせられるシーンもありましたし、なんといっても北海道の自然が美しい。
北海道というと「大地」のイメージですが、渓流もすばらしいんですね。
今の時期にはとても行けませんが、季節のいいときに一度いってみたいものです。



世の人に 人情伝う 名画逝く