*[日常] 大記録達成!

善光寺 目薬屋

本日休み。


さて、今日はなんといってもイチロー選手の9年連続200安打達成ですね。
怪我が悪化しさえしなければ達成することは確実な状況ではありましたが、それをちゃんと「確実に」実現したのは、さすがイチロー選手です!


今シーズンからワカマツ新監督のもと出直しをはかったシアトル・マリナーズ
その新監督はイチローを尊重し、他の選手にも「彼の偉業から目を背けるな」と厳しくいっていたそうです。
イチローは自分の記録ばかりを考えていてチームに貢献しようとしていない」というイチロー批判がチーム内から出ていたことに対する適切な対処だったと思います。


そして、かつてマリナーズで大活躍をしたケン・グリフィーJr.が帰ってきてくれたことも、チームの雰囲気を良くする大きな要因となっていたのだとか。
去年までのマリナーズは、端から見ていてもぐちゃぐちゃでしたが、今年は雰囲気もずいぶん良くなったなと、テレビ越しではありますが感じていました。
そこにはそういう理由もあったのですね。


先日も書きましたが、今シーズンのイチロー選手は、WBCでの不振に始まり、開幕は8試合欠場せざるを得ず、さらにシーズン終盤にはいってケガのためやはり8試合欠場と、200安打達成は決して楽な状況ではありませんでした。
それでも通算2000安打、そして年間200安打を達成することができたのは、彼自身の能力だけでなく、チームの支えもあってのことだったんですね。
野球はチームスポーツですから、これはすごく大きなことだったと思います。


記録達成後のインタビューで、200安打についての考え方が変わるかと聞かれたイチロー選手は「変わるんじゃないですか。ちょっと楽になりますよね。自分と向き合っていれば良いんだもん。もう最高ですよ。(来季以降も)目標だと思いますけど、随分気楽な目標になるのでは。想像ですよ。」とこたえていました。
敵と戦うことより、自分と戦うことによって自らを高めていくことの方を望む、彼らしいこたえだったと思います。
確かに他人と戦うことって、気力も体力も消耗するんですよね。
だって、他人をコントロールすることはできませんから。
だからこそ相手が調子がよければ、それを妬んだり、相手の失敗や不調を望むなどという、嫌な感情がどうしたって沸いてきてしまう。
それって、疲れますよね。


もちろん自分と戦い続けることだって大変なことです。
それを「自分と向き合っていれば良いんだもん。もう最高ですよ。」とこたえるイチロー選手だからこそ、まさに前人未踏の大記録を打ち立てることができたのでしょう。


これからも活躍を期待していますよ、イチローさん!




人びとの 声裏切らぬ 大記録!