*[趣味・娯楽] 土日ぐるっと!

かねたん!

本日休み。週末の疲れを癒すべく、自宅にてゆっくりと過ごしました。


「週末の疲れ」とは、何を隠そう私、土曜から一泊二日で山形、福島を旅してきたのです。
職場のイベントに関連する資料の収集が第一の目的で、それにあわせて大河ドラマ天地人」に沸く山形、福島の城めぐりをしてきたというわけです。


今回は「土日きっぷ」という便利な切符をフル活用。この切符のおかげで、いきたいところはすべて新幹線でいくことができましたし、レンタカーも2000円で4WDのMAZDA Demioに乗ることができました。しかも日曜日にレンタカーを借りたので高速も格安。移動にかかる費用を抑えられたのは助かりますね。


まず初日、朝早い「つばさ」で東京駅から一気に山形駅まで。はじめて「つばさ」には乗ったのですが、緑とグレーを基調としたデザインがかっこいいですね。
ただ、知ってはいたものの驚いたのは、福島から先の在来線の線路を併用して走る区間。新幹線の車窓から民家の窓が同じ高さで見えるというのはなんとも不思議なものです。スピードもゆっくりですし。


山形では、まずは山形城趾にいき、一通り写真を撮影。

山形城は写真も図面も残っていないため、地元としてもなんとか史料を入手し、復元したいと思っているようです。
あちらこちらに写真や図面を持っている方に資料提供を呼びかける看板がたてられていました。
たしかに山形駅からも近いですし、ここにお城が復元されれば観光客も増えるでしょうし、なんといっても地域のシンボルとなってくれることでしょう。
お城好きの私としても、ぜひとも復元していただきたいものです。


続いて最上義光歴史館へ。
こちらも「天地人」に沸いていました。ボランティアと思われる地元の方が熱心に話しかけてきたのが印象的でした。
これからドラマで最上義光との闘いが描かれ出すと、ますますその説明にも熱がはいることでしょう。


軽く雨に降られながら山形駅にもどり、在来線で米沢へ。
各駅停車でしたが駅間が長く、ローカル線とは思えないスピードで走る電車に驚きつつ米沢についたのはお昼過ぎ。
現在「天地人博」が開かれている、かつて米沢城のあった場所につくられた「伝国の杜」に、途中で蕎麦をいただきつつ歩いて向かいました。
「伝国の杜」につくまではあまり観光客の姿もみえなかったのですが、会場についてみれば多くのお客さんでにぎわっていました。
やはり大河ドラマ効果は絶大です。
展示も、はじめの方はドラマに関連したものばかりでしたが、後半には伊達家の史料も含め、かなり貴重な史料が集められていました。


その後、上杉神社に。

ここ米沢の地は、我が郷里から上杉家に養子に入り、財政の立て直しに辣腕をふるった名君、上杉鷹山公の治めた地です。
私も深い感慨をもってお参りさせていただきました。

茶店で一休みしたあと、タクシーをつかって上杉家歴代の眠る御廟所、直江兼続お船夫妻の眠る林泉寺をまわって米沢駅にもどり、再び北上して宿泊地、赤湯温泉のある赤湯駅へ。
宿はかなり古く、正直いってあまりいいお部屋とはいえませんでしたが、温泉は源泉掛け流しのすばらしい泉質。
料理もおいしかったですし、満足です。


翌朝は早起きして、地域の共同浴場である「ゆーなびからころ館」で外湯。
2種類の温泉を一度に楽しめるお得な施設で、地元の方たちもよく利用されているようです。
こういう施設が地域にあるってほんとにうらやましい。

朝食をいただいて今度は「つばさ」で南下して福島駅へ。
ここでレンタカーを借りてまずは二本松城趾へ。

ここはたいへん立派な石垣が残っているのですが、小高い丘に建てられていたため、大変な上り坂をのぼっていかないといけないのです。
車でいくルートもあるのですが、それでは味気ないので歩いて「城攻め」。
いやはや、たいへんな坂道でしたが、その分だけ登り切ったあとの感慨もひとしおでした。


とはいえ、遠くの方では雷がなっているのが聞こえます。
早々に「下山」して車に戻り、一路会津若松へ。
高速道路をつかいながら会津若松についたのはちょうど12時くらい。

こちらもすばらしいお城です。
城内は大阪城のように展示スペースになっているので、それをみながら最上階まで上ってきました。
どうも二日目はあちこちのぼる運命にあるようです。

さて次は白河小峰城
今度は国道をつかって山道を運転。4WDが力を遺憾なく発揮してくれます。
白河小峰城についたときには雨がパラパラ。
いそいでお城に向かいます。

こちらも復元されたものですが、城全体のフォルムがすばらしく、堪能いたしました。
おそらくはボランティアであろう案内の方も親切でしたよ。
こういうのって、なんだかいいですね。


というわけで二日間の日程で「土日きっぷ」をフルに活用し、山形、福島の史跡をめぐった旅は、新白河でレンタカーを乗り捨てて終了。
Maxやまびこ号で東京にもどりました。
やっぱり旅はいいですね。今回は旅の先達、芭蕉の後ろ姿で締めとさせていただきます。



みちのくを めぐり巡りて 良き出会い