ワイン会@ラビット・ピット

本日休み。午前中には大雨洪水警報まで出ていましたが、午後になって晴れてきました。
とはいえ日本各地でこのところ台風、大雨、竜巻と天災が続いております。
被害にあった地域が早く復旧するよう祈念します。


さて、本日は旅の話ではなく酒の話です(苦笑)

去る8月27日、ラビット・ピット(Rabbit Pit)というお店で開催されたワイン会に、後輩クマと参加してきました。

このお店、イタリアンを中心にいろんな料理をリーズナブルな価格で提供してくれるお店で、よく通わせてもらっております。
そのお店がはじめて「ワイン会」を開催するとのことでしたので、これを機にワインについて学んでみるのもいいかと思い、参加した次第。
私自身、ワインは好きでよく飲んでいるのですが、ブドウの種類がどうだとか、醸造所がどこにあるだとか、そういうことについての知識はまったくといっていいほどなく、基本的にお店の方に勧められたワインを飲むというスタイルでした。
でも、どういうブドウが自分の好みなのかを知っておくと、自分にとっての「ハズレ」をひいてしまう可能性も低くなりますからね。


当日の参加者は20名弱といったところ。お店に着くとすでに席が用意されていました。
よく座る席を確保していただけているあたり、マスターの気配りを感じます。

当日の様子はコチラ


今回のワイン会のシステムは、和歌山でフランスワインの輸入・卸をなされているワイン・ラボの西浦賢さんの説明を受けながら、用意された赤3種、白3種の合計6種類のワインを試飲させていただき、その上で自分が気に入ったワインを3杯飲むというもの。
これに前菜からスモークサーモンなどのおつまみに、ピザ、パスタに至るまでの料理が提供されて4000円というかなりお得な内容です(実際、利益はかなり少なめだったとか)。


当日のワインリストは以下の通り。

テーマ 『暑さが吹き飛ぶ、南フランスの爽やかなワイン』

1 バランス重視タイプの白
ルィ・ピエール・エ・フィス シャルドネ 2011

2 少しクセのあるタイプの白
ラニ・ブラン 2011

3 とろ〜り 厚みのある白
レゼルヴ・ルデュック シャルドネ 2011

4 元気で明るいタイプの赤
ラニ・ルージュ 2012

5 まったりとフルーティ、ロースト感のある赤
レゼルヴ・ルデュック カベルネ・シラー 2011

6 酸味のある落ち着いた赤
ルィ・ピエール・エ・フィス シラー・メルロ 2011


ときおりクイズを交えながらのなめらかな進行のもと、試飲はどんどん進み、自分の好きな銘柄も見えてきたところで、私は1、4、6をセレクト。
さらに追加の500円を払って5もいただきました。


やっぱり話を伺ってから飲むと、感じ方が違ってきますね。
と同時に、うんちくではなく自分の好みがやっぱり重要だということもよくわかりました。
私がいちばんおいしいと思ったのは、4番のタラニ・ルージュ。
飲み口が爽やかで、後味もすっきり。少し甘みを感じる赤です。
渋みのある赤のほうが本当は好きなのですが、この赤は「最初の一本」として飲むのに相応しいボトルです。
これなら最初にビールを飲む必要もありません。
自宅用においてもいいかなと思わせるワインでした。
(たぶん自宅用にするなら冷蔵庫でキンキンに冷やして飲むと思います。邪道ですが)

西浦さんの、「できるだけ多くの人においしいといってもらえるようにつくられたワイン」という説明がこのワインの特徴をもっともよく表していると思います。
そういう、「みんなに愛されるワイン」です。
きっと「ワイン通」の方には批判されると思いますが、こういうワインもやっぱり「おいしいワイン」だと思います。


なおラビット・ピットでは、このタラニ・ルージュを定番化するようです。
気になった方はぜひ、お店にいって飲んでみてください。
気さくなマスターとおいしい料理が待っていますよ。


夏の夜に 香りたたえる 月ウサギ