*[趣味・娯楽] 彦根でひこにゃんに会ってきた!(+しまさこにゃん

彦根城 ひこにゃん

本日休み。今朝、金沢よりJR西日本の夜行バスを利用し帰都いたしました(汗まみれでの帰還!バスの中って暑いんですよねぇ〜)。

さて実は私pooh-zo、先週軽く予告致しました通り、週末の休暇を活用し、名付けて!「武家三都ものがたり?!」(京都も行っていたのですが・・・)ということで、名古屋(尾張徳川家)、彦根彦根井伊家)、金沢(加賀前田家)という近世を代表する城下町へ、○○活動兼物見遊山という、夫々の町に「ちゃんとした」目的を持ちつつ行って参りました。

本来ならば、それぞれの町の持つ魅力を考えれば、2泊3日の日であれば1、2都市を回っておしまい!というのが王道であるかと思われます。
ですが今回は、
(1)各町での目的がハッキリしている、
(2)さらに私自身がそれぞれの町に数度は来訪し、史跡を訪ねたことがある、
というような条件もあって、空間的に広域で且つ無茶で薄〜いプランが成立したわけです。
とは言うものの、とにかく歩き回ることが前提のこのプラン。足の疲労が激しくはありましたが、終えてしまえば、たいへん充実した三日間をすごすことが出来たなあ〜という感想であります(また個別にブログで記すこともあるかと思います・・・)。
で、この週末の出来事のすべてを書くことは、概略とはいへ叶いませんので、・・・。

今回は、自称ひこにゃん応援団の私、先ずは説明責任を果たすべく彦根での始終ここにご報告致したいと思いまする。

この旅のメインイベントである「国宝・彦根城築城400年祭」への参加。もちろんすでに2度の来彦をしている私としましてはハッキリ言って今回の来訪はひこにゃんに「来てね〜☆!」なんて言われた(まっポスターでですがね・・・)ことが切っ掛けであることは間違いありません。
彦根は琵琶湖畔にある都市で、江戸時代の城下町の雰囲気をよく残した素晴らしい町です。御存知のように町のシンボルである彦根城には、多くの国指定重要文化財建造物ならびに姫路城・松本城犬山城と共に国宝に指定された、優美な天守閣が残されています。こんなお城の400年祭ですから、本当であれば「お城好き」の私は、何は無くとも参上すべきなのでしょうが・・・。切っ掛けはと言われれば・・・やっぱり「ひこにゃん」ですかね・・・。

午前中から登城した私およびKは、定石通りいろは松を横目に先ずは井伊直弼ゆかりの「埋木舎」を拝見。ここより佐和口を入り、馬屋(現在公開中)、彦根城博物館と拝見。いよいよ表口より石段を登り「ひこにゃん」・・・ではなく本丸へ向かうべく鐘の丸、天秤櫓、太鼓門櫓と巡り歩き、そしていよいよ目的の彦根城天守閣へとたどり着きました。
その間、デジカメでパシャパシャと迷うことなく大好きなお城の各所を撮影しご満悦だった私。ところがあれ・・・ひこにゃんがいない!
そうです皆さん!ひこにゃんの登場は日に4回(それも各回毎に30分!)と決められているのです(09:30〜10:00 彦根城天守前広場、11:00〜11:30 彦根城天守前広場、14:00〜14:30 彦根城天守前広場、15:30〜16:00 彦根城天守前広場。詳細は「国宝・彦根城築城400年祭公式ホームページ」の「ひこにゃん倶楽部 スケジュール(http://www.hikone-400th.jp/hikonyan/schedule.php)」を参照ください)!
唖然とする私とK。私は「まっ、ここにこれただけでもひこにゃんに感謝ということで・・・」と開き直っておりましたが、道連れにしていたKは何かものたらなそうです。
ではっ、てことで、お昼を食べに京橋口の方からいったん「キャッスルロード」に出て、2時からのひこにゃん登場に合わせ再登城しようということに決定しました。
京橋口から出たところにひろがる「夢京橋キャッスルロード」。魅力的な店舗がたくさんあり、ここではたくさんのひこにゃんグッズが売られています。私はここでこの街が生んだ新たなスター「しまさこにゃん(またの名を「さこにゃん」)」(実は「ひこね街の駅『寺子屋力石』」のキャラクターです)
グッズをゲット!「しまさこにゃん」歩いていないかな〜と思いつつ、更に先にある「四番町スクエア」へと向かいました。ここには多くのひこにゃんグッズがあることをリサーチしていたからです。
目的のひこにゃんグッズを購入後、お昼を食べるべく店を幾つか訪ねました。しかし、食事どころも多いこの「四番町スクエア」なのですが、もうすでに1時を過ぎているというのに多くの観光客の方でごった返しています。「いや〜これはまずいね」。わざわざ彦根出達の時間を遅らせてまで会おうとしているひこにゃんに、これでは会えなくなってしまいます。・・・「よし!ここは昼はさておきひこにゃんじゃ!!」。そう決めた私たちは多くのお客さんに溢れたレストランをあとにしました。時間もひこにゃん登場の約25分前。急げ急げと「夢京橋キャッスルロード」を歩く私たち。

あれ何か先に人だかりがあるぞ。・・・おおっ!!何とさっきまで姿の無かった夢京橋のスター「しまさこにゃん」がそこにいるではありませんか!!うぉ〜かわいさにもちろんパチリ!手まで振ってくれたよ〜。ん〜っあのひこにゃんにはない肉球のついた手はいかしてますねぇ〜(飯食えなくてラッキー〜!)。しまさこにゃんありがとう〜!と
思わぬ幸運に喜び城内を目指す私たち。
石段坂道何するものぞの勢いで本丸へ到着。さすが皆さん。私等とは違い、彦根城祭のアイドル、ひこにゃんの登場時間わかっていたんですねぇ〜。すでに多くの方が出待ちをされていました(お子さんはもちろん・・・いや〜やはり守備範囲が広いキャラです)。
登場を前に心弾む私たち。一度は天守閣の守衛のおじさんによる、我等をからかうかの如きフェイクで心乱されましたが、ようやく太鼓門櫓よりひこにゃんが登場!!
って途端、「わ〜っわ〜っ!!!」すごい!!その時本丸にいた人たちが、ひこにゃん目掛け集まってくる。強力磁石に吸い付く砂鉄か、マイケル!韓流スター!氷川きよし!に引き寄せられる世のおばさまの如き群衆がひこにゃんを取り囲んでいきました。このイベントを楽しみにしていた人の多さに正直ビックリです。
私は持ち前の撮影技術を駆使し、ひこにゃんを遠方よりパシャパシャ。たまに近寄りパシャ。と納得の仕事を終了。「ひこにゃんありがとう」と手を合わせ合掌。ところがすごい。どうしてもひこにゃんとの2ショットをとご希望の方々がひこにゃんをめぐって仁義なき戦い!す、凄すぎる。ひこにゃんパンチされとるがな、ひげもげとるがな。
「みんな10メートル離れて、順番に並んで、規則正しく、お子さんを優先して」何てことを言いたくとも、ときすでに遅し。ひこにゃんに会いに行って人間のエゴ、おそろしい無秩序を見てしまいました。正直ひこにゃんを誘導する担当の方々、顔が怒ってましたよ。本当にご苦労様です。且つすみませんでした・・・。

さてさて、こんなひこにゃんとの出会いの顛末を書いてしまうと、何か悪いものでも見たかのように思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。私は正直に楽しく「本当にまた再会できてよかった!」と思っております。やっぱりかわいいですから。
それに何より「ひこにゃん〜、ひこにゃ〜ん、ひ〜こ〜にゃ〜ん」と無邪気に喜ぶ子供らのあどけない姿、そのリクエストに必死に応えるべく汗を流す親御さん、そしてスタッフの方々の努力ぶりを見ていて思うのです。
近年残虐な事件が増え、「人間どうしてしまったんだろう」と正直不安にもなりますが、この子等とその家族を見て再び思い返すのです。
「まだまだ日本も捨てたものではない」と・・・。
猫に牽かれ、猫を見つめ、そして人に教わる道。私の彦根は、ゆるキャラひこにゃん」と共にこれからも心に残っていくことでしょう。ありがとうひこにゃん!・・・て、まだ終わったわけではありませんよ!!!

君思い 訪るその地 幸あふる