本日仕事。
午前中は昨日からの仕事を引き続きおこない、担当の発送先の宛名訂正、同書き込みを終了させました。昔よくやっていた大学での雑誌の発送作業のようで楽しく仕事を進めることができました。そして午後からは、今後進めていく事業の下準備のため、文献・資料の整理、読み込みをおこないました。

それにしても、私の業界で使う資料というのはホントに奥が深いなあということを、作業を進める中で再認識させられました。次々と新たな発見があります(そして人に表現できるレベルに高めたい!)。既存の関係論文を読んでも、資料から読みとれる明らかな事実すら的確に記せていないものなど多数あります。だからこそ私自身はその瞬間毎に「これだけのものがまだ未利用で且つ不十分な分析なんだし、まだまだ金と根性さえ続けばいくらでもやっていける!」と勇気を新たにするわけです。

とはいえそんな一瞬の喜ばしい感情が、私の生来薄弱な「根性」と呼ばれるものの裏支えをしてくれるわけもなく、「いつまでこんな不安定な事つづけんのかなぁ」と、また再びため息をつく自分へと戻るわけです。ただ、こんな悩ましい感情も、私が学問をする上での重要な感性であり、時間であることは充分にわかっているわけで、結局、安心安定という言葉の下で学問に胡座をかいて研究を行うことなどただの理想で、仮にそれを得たとしてもそれはお粗末な人生の始まりとも内心思ってるという厭らしいジレンマを抱えているわけです。

来週末は職場がある地域で3年に一度の神社の大祭。もう朝夕には鈴虫の声も聞かれるようになってきました。暑かった夏も徐々にふけてゆく・・・。もう秋か〜・・・。誠に悩ましい自分の感情ですが、私の前で様々に移り変わるものを自分なりに捉え、それに「シン」から感動でき、また人に伝えたいと思う心。これだけは決して失わないようにしたいものです。 
辛い現実ですがわかってますよねぇ。喜びも悲しみも今「ここ」にあるんだと。

時紡ぐ 己が勤めに 身ぞ捧ぐ