本日お休み。
昨晩の酒のせいか、いまだ体が火照っています。秋田の米焼酎恐るべし・・・。それにしても今日仕事だったM氏大丈夫だったんかねえ。

さて、数日続いた「大泉洋」さま効果も落ち着きを見せ始め、日頃のアクセス数に戻ってまいりしました。体調も回復しましたので久々に「シリーズ?私の教訓」から一つ。

気は長く 勤めは堅く 色うすく
食細うして、心広かれ

私がこの言葉と出会ったのは大学生時代。初めて日光東照宮(正確には大猷院廟そばの慈眼堂を特別拝観した時)に行った際に(慈眼大師没後350年のイベント?の時だったかと・・・)手に入れた色紙に書かれていたのがこの言葉です。
これは江戸幕府将軍、徳川家康・秀忠・家光の三代にわたり仕えた天台僧天海(大僧正、諡号慈眼大師)作の歌であると伝えられるもので、家康が天海に、その長寿法(天海は108歳まで生きたと言われています)を尋ねた際に語ったといわれている言葉です。
その心は「こころもちは気長にし、勤めはしっかりとやる。色(性的欲望)はほどほどにし、食事は腹八分目を心がけ、常に大きな心で物事をみることです」というものです。
またこの他にも天海はその極意として家康に「長命は粗食、正直、日湯(毎日の入浴)、陀羅尼(読経)、おりおり下風(放屁)あそばさるべし」といったとも言われており、彼の語ったとされる長寿法はある種、現代的視点から見てもたいへん当を得たものだと思われます。
実にこの天海のこれらの言葉に、私自身「鋭い!!」としか言葉が出ません。一々納得の言葉であります。
とはいえ、この私の教訓、常に心にありながら、ほぼ守られていない言葉であることも事実であります(打率2割5分といったところでしょうかねえ・・・。)
手は早く、チョメチョメも好き、喰うも好き、心はまさに猫の額よ・・・という諸欲にまみれた私には到底実現不可能な気がします。
こうは言うものの、天海のこのピカリと光る言葉私は大変好きです。自分に足らないもの。やはりこれを求め悩むのも人間の業というものですから・・・ねえ。

気は惰弱 勤めは遅く 色弱し そんな人でも光る存在


天海(てんかい、1536年(天文5年)? - 1643年11月13日(寛永20年10月2日))は、安土桃山時代から江戸時代初期の天台宗の僧である。大僧正。徳川家康のブレーンとして江戸幕府の設立に活躍した政僧。南光坊天海。「黒衣の宰相」。(フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より)