本日定休日。
世界中の人々を巻き込んでの一大イベント、サッカーW杯がイタリアの優勝ということで無事幕を閉じました。私が影ながら応援していたドイツ、フランスも健闘し、夫々3位、2位という好成績をえることができました。「万歳〜!」納得の結末です。
総括としては、ブラジル、アルゼンチンなどといった南米の強豪の早期脱落以外は、わりかし皆様の予想通りの結果といったところではなかったでしょうか。サッカー界の平和は保たれたというわけです。

それにしても、当初の我等が日本チームに対するマスコミの煽りようには少々腹が立ちました(我が国のサッカーのレベル知ってんだろが・・・。しかも予選落ちした途端に特集番組などの放送時間を減らし、「あ〜っ今日のワールドカップの結果ですが」と他人事のような対応。突然テンションが落ちたことは明白。私らはちゃんとマスコミのやり方、見ていましたぞ!)。
都合の良い部分だけ、代表選手達を消費しているように見えてなりません。かわいそすぎる。こんな見方をしている人々が彼ら選手に結果など決して求めてはならないと思いますよ。

世界レベルの技はなんて言ったって「美しい」。退屈さを感じさせない。それは時間という意識を超越して人の心をとらえる技であるから。ジダンが蹴った球は確かに生きていた。その生きた球に釘付けになっていた瞬間。時間という現実にその夢から覚めさせられる。
そんな我々人間の持つ能力を解放した選手が育ち、安心してその技を次世代に伝えられる環境作りをしてこそ、我々はそのプロフェッショナル(職人的な技能も込みで)に対し過剰な期待をし、泣き叫ぶ事も許されるのではないか。社会が何もあたえないうちから、彼らにとやかく言うこと等はできないはずだ。日本のプロフェッショナルに愛の手を。私たちに時を越えた感動を与えてくれる人材の保護育成を!
技を生み、育て、残すことも、我等この世に生じた人間に与えられた指命であるわけから。
「子を残す 名残す 技(ギ)のこす 人残す」。このどれかができれば「人の生」として充分だと私は思っております。 

税金と年金尽きる心配に 子づくりさせる野暮なお神や