本日は完全OFF。ということでたあいもない話を一席。
我が家の前には現在広い空き地があります。元々は日本を代表する光学機器メーカーの寮の建物がそこにはあり、たくさんの社員の方々が住んでおられました。
しかし、バブル以降の資産整理、コスト削減の余波か、その寮は廃され、現在はその元々も敷地の半分が分譲マンション、そして、その一部、私の住まい側の敷地が空き地という具合に様変わりをしてしまったわけです。
その敷地の片隅には大きな桜の木があり、毎年見事な花をみせてくれています。花の盛りには私もその美しさにずいぶん心慰められています。本当に見事なものです。とはいえ、今のご時世、空き地はいずれ転売されマンションなどが建てられるかも知れません。ただ、敷地の周りに植えられた木々だけは何とか残ってくればいいのですが・・・。

さてこの空き地、私の愛する「ねこ」ちゃん達が最近よく集会を開いております。1.2.3.4.・・・えっ結構集まってきてるんですよねえ〜これが。またその空き地が私の住まいから階段を降りる際、都合よく見渡せるもんですから朝の出勤、夕べの帰宅の折には「かわいい〜〜。」なんて微笑みを浮かべているわけです(また都合よく行き帰りの時間帯に居てくれるんですよねえ)。
わりと広い敷地に真っ黒なねこから、白黒系、茶系等のねこ達を中心(彼らは親族でしょうか・・・)に集まってきているのですが、階段から見渡すと夫々に微妙な距離感を保って無警戒な様子でたたずんでいます。これがまた可愛くもあり笑えるんですが、どうも彼らは我々より他者に対しての一番良好な距離感を熟知しているようです(いわゆる平和な距離)。遠目に見るねこの距離感に何かを学ぶ。まあ多くの大人には必要のない話かも知れませんが、私自身はねこに学ぶべき点が多い人間であることは確かなようです。遠くからは子供の歌う「七夕の歌」、平和そうに空き地に横たわるねこ達。われねこに人生を学ぶ・・・か。

愛し子の 願いや届け 天の川