静岡ちょこっと旅

本日休み。昨日の夜はすごい雨でした。
そのせいで、録画していた「八重の桜」の最後のほうは映像が乱れておりました。
本編にはほとんど問題なかったのでいいんですけどね。


さて、その大雨が降る前まで、ちょこっと静岡のほうにいっておりました。
今回のメインは久能山東照宮。意外なことに実はこれまでいったことがなかったんですよね。


ということで以下、写真を中心に今回のプチ旅行を振り返っていきたいと思います。


まずは静岡駅よりバス(しずてつジャストライン)にのって日本平までいき、そこからロープウェイで久能山東照宮へと向かいます。
階段を登ってみえてくるのは、楼門です。


楼門に掲げてある「東照大権現」の扁額は、後水尾天皇の宸筆です。


楼門をくぐって右手にある鼓楼。
もともとは鐘がある鐘楼だったのですが、神仏分離廃仏毀釈)の際に鐘楼は仏教施設だとされたことから、鐘を太鼓にかえたのだそうです。



そしていよいよ国宝指定されている社殿(本殿・石ノ間・拝殿)です。

家康公が祀られている社殿は、本殿・拝殿を石の間で接続した「権現造」の様式でつくられています。
日光東照宮をはじめ、全国につくられた東照宮は、この久能山東照宮を原型として建てられていきました。



社殿の先に進んでいくと、家康公の遺骸が埋葬された場所に立つ神廟があります。


三代将軍家光の命によって建てられた石塔は、「豊臣恩顧の西国大名への睨みを利かせるために西向きにたてよ」という家康公の遺命に従って、西向きに建てられたといわれています。


せっかくなので、眼下に広がる駿河湾と「石垣イチゴ」のビニールハウス群も載せておきますね。



再びバスで静岡駅にもどり、続けて静岡浅間神社へ。
ここも初めての訪問です。

静岡浅間神社は、神部神社浅間神社など7つの神社の総称です。
まずは八千戈神社(重要文化財)。

江戸時代以前は家康の念持仏である摩利支天像が安置されていましたが、これも神仏分離の際に臨済寺に還されたそうです。


そしてこちらは、神部神社浅間神社の大拝殿(重要文化財)。


この大拝殿、ちょっとした望楼型の天守みたいですよねえ。
神社にいるのかお城にいるのかわからなくなります。


もちろん駿府城にもいってきましたよ。

二の丸の石垣。

この石垣、左側は古い石垣のままですが、右側は3.11の震災で崩れたものを復旧しています。


巽櫓。あいかわらず美麗です。


本丸堀と二の丸堀をつなぐ二の丸水路。


この水路、両脇だけでなく底の部分にも本丸側約50メートルほど石が敷かれている珍しい構造となっております。
しかも石垣の下の部分は家康公によって創建された当初のものであると考えられているそうです。


そして最後は、家康公手植えのミカン。

かなりすっぱそうですねぇ〜(笑)


こんな感じでピンポイントでの静岡観光となりました。
なんせ静岡県は広いので、じっくりまわろうと思ったらとても一日ではすみません。
東京からも近いですし、静岡おでんや海の幸、山の幸など、おいしい食べ物も豊富にありますし、ちょっと時間をみつけてまた行きたいと思います。



弥次喜多に 負けずと 歩く駿河