新年の恒例行事のご報告

本日休み。もう松の内もあけてしまいましたが、みなさま、今年も当「まるこう本舗」を、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、みなさまはお正月、どのように過ごされましたでしょうか。
私は、元日は近所の鎮守様にお参りに行き、2日に恒例となっている三社(ニ社一寺)参りにいってきました。
今回はその様子を、写真を中心にしながらご報告させていただきます。


朝10時に後輩と待ち合わせをして向かいましたのは、神社ではなく浜離宮恩賜庭園
諏訪流放鷹術保存会による放鷹術の実演会を見に行ってきました。
昨年もいったのですが、すっかり鷹の美しさに魅せられて、三社参りをスタートする前に参上した次第・・・。




昨年同様、今年も晴天に恵まれ、さらに風も強くなかったので、電通ビル屋上から浜離宮に降りてくるメインイベントに期待が高まったのですが、やってはみたものの野生の鳶(トビ)たちに「領空侵犯罪」とみなされたようで、別の茂みに降下、残念ながら失敗してしまいました。
ですが、地上での放鷹術はすべてスムースに行きました。
それにしても、いつ見ても鷹は美しいですねえ・・・。


続いて向かいましたのは、旧江戸城、つまり皇居。
一般参賀に参加する「ついで」に、普段は入れない、西の丸跡につくられた新宮殿他で写真撮影してきました。



正門鉄橋。これがいわゆる二重橋です。普段は西の丸大手門の前にかかる石橋(眼鏡橋とも、西の丸下乗橋)の後ろにあるので全景をみることはできないのですが、今回はその下乗橋から撮影できました。


伏見櫓と伏見多門。これも普段はここまではっきり見る(撮影する)ことはできませんねぇ〜。


新宮殿正門脇の石垣。江戸時代のものではないと思いますが、石がきれいに削(はつ)られており、たいへん手のかかった石垣となっております。
高い石材加工技術をここに見ることが出来ます!


本丸西面の石垣。伊豆産の安山岩を高く積み上げた石垣の下には、枯れた葦などと共に蓮池濠が見えます。
夏にはみごとな蓮が咲くのだそうです。申し込みをして、この時期にぜひ再訪したいですね。


富士見櫓二景。八方正面の櫓と俗に言われる富士見櫓ですが、まさにその通りですね。どこから見てもすばらし〜です!


当時はこの富士見櫓よりも遠く富士山が望めたといいます。
その富士山の姿はさぞ雄大であったことでしょう。そういわれてみれば、石垣の稜線も、どことなく富士山を彷彿とさせます・・・よね?



普段はみられないところにある刻印石。
二枚目には私の大好きな「丸に十字」のしるしもみえます。



これら見学・・・いやいやそうではなく「参賀」を済ませ、桔梗門(内桜田門)二の門(渡櫓門)、一の門(高麗門)と通り抜け下城いたしました。




この時点ですでに15時近い時間になっておりましたので、やや急ぎ気味で本日のメイン!三社参りがスタート。

まずは虎の門にある金刀比羅宮へ。

こちらでは正月10日までしか入手できない「福銭開運の御守」をいただくのが毎年の恒例となっております。



つづいて愛宕神社へ。

この石段は「出世の石段」と呼ばれております。
四国丸亀藩の家臣、曲垣平九郎が、徳川家光公の目の前で馬にのってこの石段を上ったことで一躍有名になったという故事に由来しております。


やっとのことで石段を上ってみると・・・

この人だかり。写真だと雑然と人がばらばらに立っているように見えますが、実際には蛇行する行列となっております。
行列は境内の外にまで続いており、結果的に約2時間ほど待つことに。。。

で、ようやく参拝したころには、とっぷりと夜が更けておりました。


こちらでは毎年「羽子板絵馬」をいただいております。
実は今回で13枚目の羽子板絵馬。
そう、干支が一回りして二度目の午年絵馬だったのです。
12年前とデザインが同じか否か、気になるところでしたが、新しいデザインになっておりました。


まさかのタイムロスで、いそぎ最後の目的地、増上寺に向かいましたが、すでに参拝は締め切られておりました。
仕方がないので御堂の前でナムナムの後、2014の電飾も美しい東京タワーを背景に一枚。



その後、地元にもどって新年会。
モツ鍋屋さんの「雷電」にて後輩共どもモツ鍋をいただきつつ、「茄子とトマトのマリネ」を注文。


これにて「一富士(見櫓)二鷹三なすび」、強引のコンプリートであります!


以上、新年の恒例行事のご報告でした。
それでは、みなさまにとっても幸多き年となりますよう・・・。



初春の 願いを込めて 江戸めぐり