*[趣味] 函館・北東北の旅!

弘前藩初代藩主・津軽為信像

本日仕事。イベント準備に日々追われております。

またまたすっかりご無沙汰してしまいました。
気がついたら一ヶ月も更新せずにおりましたが、その間、何もしていなかったというわけではもちろんありません。
夏休みを利用して8月末から9月にかけて、北海道・東北の旅に行って参りました。


出発は8月30日の夜。そう、寝台列車北斗星」でまずは箱館に向かいました。

北斗星には初めての乗車でしたが、古き良き寝台列車という感じで、乗っているだけでうれしくなります。
ただ問題は、函館に朝の6時半頃についてしまうこと。
朝ご飯は函館駅近くの朝市で食べればいいのですが、その後することがありません。
でも、これまで北斗星で函館にいった多くのひとたちも同じ問題にぶつかっていたはず。
ということは、何かうまい時間のつぶし方がネットに紹介されているんじゃあないか?

ということで、行く前に調べてみたところ、路面電車で谷地頭までいけば、朝6時からオープンしている市の温泉場があるという情報が!
列車で疲れた体を癒すには最適の施設。さっそくそうさせてもらいました。
しっかり海鮮丼を食べて、路面電車で谷地頭へいって温泉で体をほぐす。
いい旅の出だしです。


実は私、北海道は初上陸。
なかなか行く機会がなかったんですよね。
本来ならゆっくりと見て回るべきところなのですが、今回は時間も限られています。
なので、スポットを絞って、というより百名城に絞って急いでまわってきました。


まずはやはり五稜郭
さっそく五稜郭タワーにのぼって五稜郭の全景を確認。

やっぱりここは「要塞」ですねー

五稜郭はこの独特の形状ばかりが強調されがちですが、石垣もすばらしいんですよね。
切石の石垣だけでなく、裏門(搦手)方面の石垣の川原石を積んだ部分もしっかりと確認してきました。


再建されて間もない箱館奉行所ももちろん見てきましたよ。


五稜郭を堪能してきたあと、函館駅に戻り、駅弁を買ってスーパー白鳥に乗車。
下車したのは木古内駅
ここから一時間に一本の路線バスに揺られること1時間半。
サブちゃん(北島三郎)、ウルフ(千代の富士)のふるさとを通過しながらやってきたのは、本日2つめの百名城、松前城

とはいえ、帰りのバスも限られているので、急いで登城。
完成した亀甲積みの石垣と本丸櫓門はなかなかのものでしたが、ただせめて三層の天守がオリジナルならば・・・。

急ぎ足の登城を終えて、再び路線バスで木古内に戻り、またスーパー白鳥にのって青函トンネルを抜けて青森駅へ。
すぐに奥羽本線に乗り換えて弘前に向かいました。
ちなみに今回は、「函館・北東北フリーパス」での移動。
特急券は買わないといけませんが、区間内乗り降り自由なのでとても便利。
これはいいですね〜


翌日は弘前をじっくりと回ってきました。
まずはやっぱり弘前城
いやー、やっぱり名城ですねえ。
現存建造物すべてと、主要な施設跡を撮影して廻りました。

たか丸君もいっしょにパチリ!


台風の影響も危惧されていましたが、雨に降られることもなく順調に革秀寺(津軽為信霊廟)、最勝院(五重塔)、長勝寺津軽菩提寺)、武家屋敷等と巡ることができました。


それでも十分に時間があまったので、弘前市内の喫茶店めぐり。
3つの喫茶店をまわると記念のストラップがもらえるので、それを目当てにまわったのですが、コーヒー自体とてもおいしく、ゆったりとした時間を味わうことができました。


そして夜は、ホテルの方に勧められた民謡酒場「山唄」にて津軽三味線の演奏をきいてきました。
これがまさに素晴らしい!!の一言。
三味線の響き、太鼓の迫力、すばらしい唄。すべてが音の洪水となって押し寄せてきます。
地元ならではの文化にふれることのできた弘前の夜でした。


最終日は朝早く弘前をでて、青森で新幹線に乗り換えて盛岡へ。
盛岡には何度もいっていたのですが、今回は新しくできた「もりおか歴史文化館」で開催中「南部家の至宝」を目当てに途中下車。
もちろん盛岡城にも登城してきましたよ。
城址は相変わらずの美石垣!
小雨がふるあいにくの空模様でしたが、雨に濡れた石垣も最高でした。

でも、もっとすばらしかったのは、もりおか歴史文化館の展示。
企画展では栗山大膳が伝えた黒官の合子形兜がよかったですし、常設展ではなんと言っても、在りし日の盛岡城の姿を復元した模型、および藩主、重臣の甲胄を南部家の陣容をイメージして配した展示コーナーが素晴らしいの一言に尽きます。城好き!甲胄好き!には絶対見逃せません。

思えば南部様の城下でありながら、このような施設がなかったことが不思議なくらい。
ようやく完成した歴史文化館に乾杯!


そこから盛岡駅にもどり、新幹線にのって東京に戻りました。
やっぱり最初に寝台で移動すると、時間を有効に使えますね。
今回もすばらしい旅となりました。
またいきたいなあ。


遠き地と 夜空で結ぶ 北斗星