ひじょうに日常的小さな喜び

本日は仕事が休み。先日受け取った自分の文章の掲載された雑誌を配りに大学へいく。
研究所、恩師、後輩にそれを渡し、今後とも精進の旨、またこれからもご教示いただける様お願いをする。
そんな中、久々に気が置けない後輩とあう。何年もの間、ともに研究の世界で頑張ってきた同志であり、本当にかわいがっている後輩である。彼も今は責任ある仕事を持ち、電話で話すことはあっても、あうことなど久しぶりのことであった。場所を変え、お互いの現状や後輩が現在取り組んでいる研究の話となった。いや〜ぁ、つい数日前、現在の学生達のものたらなさを吐露したばかりだが、この後輩と話していると、こういう話ができる環境に長くいたからこその自分であり、現状に対する不満も当然生じるわけだなあと勝手に納得した次第である。
ただ今日、我々が院生時代のごく日常的な話し合いの光景がそこなあっただけなのだが、小さな喜びを感じることができるこの時間が今となっては懷かしくまた愛おしくてたまらない。ああ非常に日常的小さな喜びにあふれたこの時間が・・・。

幾たびの 嚴しき時ぞあればこそ 信じし友とともに歩まん