ぶらり三島・熱海の旅

東京はなんだか不安定な空模様ですねえ。朝は晴れて暖かかったのに、午後になると雨がぱらついたり、急に寒くなったり。みなさん、風邪などひかれぬようお気をつけくださいね。


ちょっと時間があきましたが、先日、日帰りで静岡県の三島に後輩2人といってきましたので、その様子をご報告させていただきます。


今回の目的は、佐野美術館で開催中の特別展、「戦国アバンギャルドとその昇華 兜 KABUTO」の鑑賞です。
実はこの展示、昨年、二条城の一日城主を体験させていただいたときに、ちょうど大阪歴史博物館でもやっておりましたので、既に見てきてはいたのですが、とても興味深い展示でしたし、ちょっとした気晴らしも兼ねていってきたというわけです。
それに意外にも三島っていったことなかったですし。


朝早い時間の「ひかり」に乗って約1時間、あっという間に三島に到着しました。
この日はちょうど成人式があったため、振り袖姿の女性や袴をはいた男性の姿があちこちにみられました。なかにはちょっとヤンチャな方もいらっしゃいましたが。。。


三島駅から歩くこと10分ほどで佐野美術館に到着。
見事な回遊式の庭園があります。


庭園散策で心を落ち着かせたのち、いざ美術館へ。


うーん、やっぱりすばらしいですね!
「頭を守る」という兜本来の目的を果たす必要性が薄れてくると、目立つ部分であるだけに、意匠にさまざまな「遊び」が加えられていきます。
その結果、「なぜこんなものを前立てに・・・」、「なぜ熊が兜になってるんだ・・・」といった、現代アートさながらの「作品」がずらりと並ぶことになったのです。
「戦国アバンギャルドとその昇華」という副題は、まさに言い得て妙ですね。
なお展覧会は2月11日までやってます。未見のかたはぜひ、行ってみてください!


続いては、せっかく三島まで来たので富士山を拝もう、ということで、南下して中郷温水池(なかざとおんすいち)へ。
温水池、といっても、温泉のように暖かいお湯がたまっているのではなく、湧き水を稲作用水として利用するために水を温める池なのだそうです。
この中郷温水池は、リンク先にもあるように、天気がよければ逆さ富士が写るとのことだったので、期待していったのですが。。。

残念ながらこの日は雲が多め。逆さ富士とまではいきませんでした。
でも、ときおり雲がはれると美しい富士山の稜線が姿を現します。
予想以上に大きく見える富士山の姿に、思わず手を合わせてしまうまるこうでした。

それにしてもこの湖面のきれいなこと!

ここに富士山が写れば、ほんとにきれいだろうなあ。


続いては三嶋大社へ。その道すがら、ポイントポイントで姿をあらわす富士山に、「あ、出た!」といいながら立ち止まってはパチリ、立ち止まってはパチリと繰り返していましたので、到着までにちょっと時間がかかってしまいました。


しかもこんなかわいらしい「水くみ人形」もありますし。

これ、ほんとにお水を汲んでくれるんです。
お水はもちろん富士山の雪解け水。
おいしかったなあ。


さて、三嶋大社ですが、この日は大変な参拝客。

お参りをするのにかなり時間がかかってしまいそうだったので、失礼して脇からお賽銭を投げ入れてお参りとさせていただきました(このことが気になったこともあり、後日ふたたび三島を訪問し、参拝してきました)。


源頼朝が深く崇敬し、源氏再興を祈願したという古い歴史をもつ三嶋大社には、宝物館もあります。
この宝物館には中世の文書がたくさん展示されておりますので、こちらにももちろん行ってきました。


それから東海道線で熱海に移動。
遅いお昼ご飯をいただいた後、駅前の足湯でリラックス。
この足湯、ほんといいんですよねえ。


その後、箱根七湯のいくつかを巡ってきました。


熱海駅まで戻り、再び東海道線でゆっくりと帰京。なかなかの充実した一日でした。
三島は東京からのアクセスもいいですし、帰りに熱海に立ち寄って温泉や、時間がなくても足湯を楽しむことができます。
みなさまもぜひ三島へ!オススメですよー


初春の 富士を望みて 行く旅路