秋の散策 パート2

本日休み。

さて、東京では東京文化財ウィークが開催されております。
都内各地で様々なイベントが行われており、特別公開も目白押し。

そこで歴史好きの後輩をさそって、港区の増上寺と品川区の細川家墓所、および旧東海道沿いを歩いてきました。


まずは増上寺。こちらでの目玉は増上寺経蔵の一般公開です。
これは滅多に公開されることのない施設で、しかも雨が降ったら公開期間であっても公開しないという貴重な機会。
幸いにも天気は最高によかったので、無事に拝見することができました。

増上寺の経蔵は八角形の輪蔵を中央に配した典型的な経蔵で、都の文化財にも指定されています。
中に収蔵されていた宋版、元版、高麗版の大蔵経は家康公が増上寺に寄進した物で、国の重要文化財に指定されています。
まさに貴重な空間なのです。

建物の中心には転輪蔵という、現代風にいえば回転書架のようなものがあり、それを時計回りに一回転まわすと大蔵経を一回読んだのと同じ効果があることから、多くの方がたが回しておられました。
もちろん私も一回転。
御利益あるかなあ。


経蔵を出ると正面にはいちょうが黄色く色づいており、その後ろに東京タワーがすっくと建っている姿が目に入ってきました。
その美しさにおもわずパチリ。

続いて徳川家墓所も一般公開されておりましたので、こちらにもお参り。
ここは以前も何度かはいったことがありましたが、やはり粛然とさせられます。


なおこの日は、文化放送浜松町グリーン・サウンドフェスタ浜祭が開催されており、増上寺本堂の前にも舞台が設置され、ライブが開かれていました。
どこかで聞いた声だなと思っていたら、島唄で有名なTHE BOOM宮沢和史でした。
せっかくなので数曲、堪能させてもらいました。


お昼は大門の布屋にてお蕎麦。昼食の時間からはずいぶん遅れてしまいましたが、おいしくいただいてきました。


続いて地下鉄、京浜急行を乗り継いで新馬場へ。
そこから歩いて熊本藩細川家墓所に向かいました。

以前から、塀の外からその存在は確認しておりましたが、今回はじめて中に入ってお参りすることができました。
さすが大藩熊本藩の江戸の菩提寺であった妙解院の墓所だけあって、たいそう立派な墓所でした。

お参りをすませ、品川神社にも立ち寄ってきました。

そのあとは、旧東海道の周辺をぶらぶらしていたところ、寺の門前にて、興味深い猫2匹を発見。
史跡めぐりの目的も忘れ、ついついパチリ。

その後は大井町まで歩いて行き、一杯(いっぱい?)飲んで、秋の史跡めぐりを終えました。

東京の木々も少しずつ色づいてきた感があります。
寒さも深まっていますが、皆様どうぞお体にはお気を付けください。


私の方は、今月は何かと野暮用があるのですが、その後ちょっと旅にでるつもりですので、その報告はまたの機会に。



吹く風の その香のなかに 秋を知る