二条城展にいってきました!

本日休み。ついに四年に一度の祭典、オリンピックが終わりましたね。
当初はあまり期待していなかったのですが、終わってみれば史上最多のメダルを獲得してくれた日本選手達の活躍に、つい夜中に目を覚ましてテレビに釘付けになってしまうこともしばしば。
金メダルが少ない、という意見もあるようですが、スポーツに関する技術水準がどんどん高まっていく中、これだけのメダルを獲得できたことはすばらしいことですし、それに団体競技団体戦でのメダルが多かったのも、チーム全体でメダルを手にしたという感じがとてもよかったですよね。
月並みですが、感動をありがとう!


さて、立秋を越えて数日は比較的すごしやすい日々が続いており、暦通りだなと思っていたのですが、今日はうってかわってまさに真夏の暑さ。
風が強いのが救いではありますが、昼間の日差しは殺人的なものがありました。

そんななかではありましたが、せっかくの休みですので、この夏いきたいと思っていた展覧会の1つ、江戸東京博物館二条城展にいってきました。


お盆の最中でしたので来場者も多いだろうと覚悟していたのですが、はいってみるとそれほど多いというわけではなく、適度な人の入りでした。
今回は京のお城、二条城、ということで、私の好きな甲冑などの、いってみれば「武家っぽい」展示はあまりなかったのですが、洛中洛外図が3双も展示されていたり、狩野派の障壁画が多数展示されていたりと、大変充実した展示でした。
今回の展示会のポスターにもつかわれている、二の丸御殿大広間の「松鷹図」も、さすがの迫力でしたよ。


戦国マニア、武家好みな方たちからは、あまり好意的な評価のなされることのない二条城ではありますが、その展示品をみると、徳川の治世がいかにしてなりたっていたのかがおぼろげながらみえてきます。
葵御紋と菊紋が同時に存在している調度品など、ほかではそうみられるものではありません。
攻めたり守ったりというのも城の魅力ではありますが、統治の場としての城もまた、興味深いものがあります。
そんな視点でみてみると、また違った魅力が感じられるのではないでしょうか。


同展は9月23日まで開催されていますので、まだまだ時間はあります。
興味を持たれた方はぜひ、いってみてください!




厳かな 広間を睨む 虎に鷹