久々の更新
みなさま(といっても読者が果たしているのかという問題はありますが)、大変ご無沙汰しております。
当本舗の主人、まるこう庵主ぷうぞうでございます。
はっ・・・なんと前回の更新から1年半が経ってしまいました。。。
最近はもっぱらTwitter支店(@pooh_zo24)での発信が多くなってしまい、ついこちらの方は更新がおそろかになっております。
Twitterは速報的な情報発信に向いているし、何より拡散力の高さは魅力ですが、何せよ140字という字数制限があるので、長い文章を書くのには適していません。その点はやはりブログというメディアには敵わないところです。
せっかくブログも持っているので、近年関心を深めている刻印石や江戸城築城石の石丁場、あるいは刀剣などについての記事を書いていかないといけないですよね。
先の熊本での震災で、熊本城が大きな被害を受けました。
形ある物はいつか壊れるのかもしれませんが、物としては壊れてしまったとしても、熊本城に携わってきた人たちや、熊本城を訪れた人たちが積み上げてきた想いはなくなりません。
そして、そんな想いの一端は、ブログを初めとするネット上のメディアに、文字や写真として残されています。
そう考えれば、日々の想いを書き連ねてきた当ブログにも、何らかの意味はあるのでしょう。
これからも、気の向いたときには何かしら書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
つれづれに もの書き 明日の知恵となし
皆さま、明けましておめでとうございます!
皆さま、新年明けましておめでとうございます!
日頃は更新も侭ならぬ「まるこう本舗」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
近年はすっかりTwitterでの報告が主となり、低調気味の本ブログではございますが、引き続き地道に運営していく所存でありますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します〜。
それでは皆さま、良いお正月をお過ごしいただきますとともに、充実した一年となりますようお祈り申し上げます。
ではまたのご報告まで!
元 旦 まるこう 拝
近況報告
すっかり更新がなされなくなってしまった当「まるこう本舗」。その一方でいつのまにやらTwitterは1万ツイートを越え、こちらへの投稿はすっかり日常化しております。
140字という制限は、じっくりと文章を書くのには適しておりませんが、逆にその制限があることで気軽な投稿が可能となっており、また誰が自分のつぶやきを気に入ってくれたのか、広めようとしてくれているのか、といった読者の反応が可視化されているのも魅力的。
もしよかったら、「まるこう」の名前で、日常感じている思いや歴史関連の情報などについて日々つぶやいておりますので、そちらをフォローいただければ幸いです。
「にちなんぢゃ様」のアイコンが目印です!
それはともかくとして久々の更新です。前回のエントリー以降もちょくちょく出かけてはいるのですが、先日、仕事のついでに訪れた福井城、金沢城、松本城の写真をアップしておきますね。
まずは福井城
工事中の写真が一枚はいっておりますが、これは平成25年度から進められている福井城山里口御門の復元整備の関連かと思います。
復元のための寄付も求めているようですので、良かったらご寄付を。
私もワンコイン募金をやってきましたよ!
つづいて金沢城。
着々と「玉泉院庭園」「橋爪二の門」の復元がすすんでいますね。今から完成が楽しみです!
仕事終わりということで夕方の撮影でしたが、とてもすばらしいですねぇ〜(うっとり)。
その手軽さからついTwitterに流れがちではありますが、字数制限がなく、これまでの流れを簡単に追うことができるという点ではやはりブログも重要ですよね。
これからも、忘れた頃(?)にまた更新していきたいと思っておりますので、今後とも当「まるこう本舗」、どうぞよろしくお願い致しまする。
国々を 廻りめぐりて 師走入り
遠くへ行きた〜い!
本日休み。とはいっても天気は曇り。洗濯をすることもできず、ちょっと遠くまで歩いてお昼を食べにいってきたくらい。
梅雨時は仕方がないですね。
6月は結局、一度も更新することのなかったこの「まるこう本舗」。
仕事が忙しかったこともありますが、なんといっても遠出をしていないんですよね、このところ。
オケを聴きにいってきたり、展覧会にいってきたりと、近場で少し動いてはおりましたが、それ以外はじっとしておりました。
というのも、気温が上がり、草花が勢いを増してくる5月以降、石丁場はオフシーズンなんです!
石丁場自体、みえにくくなってしまいますし、なにより暑さで石丁場にいくまでにヘトヘトになってしまいます。
そもそも夏場は、城をまわるのも大変です。
私はどうしても写真をたくさんとりますので、滞在時間が長くなります。
やっぱり暑い時期はきついんですよね。
ということで、しばらくはインドアな日々が続きそうです。
でも、そろそろどこかに遠出したいなという気持ちもウズウズ。
気分はまさにこんな感じです。
遠くへいきたーい!!!
夏日さす すだれの先や 夢うつつ
上州・信州の旅
本日休み。あいにくの曇り空で洗濯できず。週末不在にしていたのでけっこうたまっているんだけどなぁ〜。
さて不在にしていたのは、この土日をつかって群馬県、長野県に行ってきたからです。
後輩が安中市で働いており、彼の案内のもと、別の後輩といっしょにまわってきました。
今回の第一の目的は、安中市にある「学習の森ふるさと学習館」の春季企画展である「城絵図にみる上州の戦国時代‐富原文庫所蔵城絵図の世界‐」の鑑賞です。
城絵図が豊富に集められており、なかなかに見応えのある展示でした。
展示は6月16日まで。いい史料がそろっていますよ。お近くの方もそうでない方もぜひご来館ください。
初日はその他に、同行の後輩の希望で群馬県立自然史博物館で
人類の進化の歴史に触れたり、群馬県立近代美術館で開催中の「探幽3兄弟展」を鑑賞したりと、午後いっぱい使って各地に足を運んできました。
どちらも建物ははじめてでしたが、いずれも立派な施設。
夕方には磯部温泉で一休みし、夜はもちろんお酒をいただいて、翌日に備えてやや早めに就寝。
二日目は、当初は予定していなかったのですが、同行の後輩がいったことがないということでしたので、上田城にいくことに。
その前に、群馬と長野の県境にある熊野神社に参拝してきました。
こちらの神社は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が碓氷嶺に登った際、急に濃霧で進めなくなったところ、一羽の八咫烏(ヤタガラス)が現れ、碓氷峠の山頂にたどり着くことができたという由緒正しい神社です。
八咫烏との縁があるということもあって、サッカー日本代表を応援するお守りや絵馬が売られておりました。
そして、最近ではパワースポットとしても有名になっている、シナノキ(科の木)にもお参りしてきました。
樹齢は850年を超えるとされ、その生命力の強さと、ハート型にみえる葉の形から、長寿や良縁が叶うとして多くの人たちを集めております。
続いて高速道路も途中で使いながら、上田城へ。
二の丸橋をわたったところにある駐車場は、市民会館のイベントのため使用できず、ぐるっとまわって南側の駐車場(旧尼ヶ淵付近)に車をとめ、さっそく西櫓・南櫓をパチリ。
城内では「おもてなし武将隊」による演舞がなされておりましたが、その音楽をBGMにしながら城内をあちこちまわってきました。
大手に据えられている鏡石「真田石」。圧巻の大きさ、美しさです。
内堀の様子。ケヤキの木がたくさん植えられています。
かつて外堀であったところは、現在では陸上競技場になっています。
本当に広いお堀だったんですね。
上田城では現在、保存・整備計画が進められています。
リンク先にもあるように、北東隅にあった2棟の櫓とその周辺の土塀の復元整備を優先的に進めていくようです。
2016年度の大河ドラマが「真田丸」に決まったということもあり、これからも多くのお客さんが訪れることと思います。
あせらず、しかし確実に、保存と復元を行っていってもらいたいものですね。
上田城を後にして、高崎まで車でつれていってもらい、夕方の新幹線で帰京しました。
行きは湘南新宿ラインをつかって2時間半かけていきましたが、帰りは1時間。あっという間です。
この近さは魅力ですね。今後もまた訪れたいと思います。
照りつける 日も和らげて 青楓
江戸城の石垣と石丁場を訪ねて
本日休み。せっかくのお天気、朝から洗濯にいそしんでおりました。
さて、最近のまるこう、もっぱら江戸城の石垣に関心をもっております。
具体的には、江戸城の外堀めぐりと、伊豆半島の石丁場めぐりです。
江戸城外堀については、歩き旅応援舎の岡本さんの案内で、5回にわけて外堀をまわってきました。
●有楽町イトシア地下のベンチの土台として使われる刻印石
●日比谷セントラルビル緑地に置かれた「折敷に三の字」(臼杵藩稲葉家)の刻印が掘られた外堀石垣
●文部科学省構内遺跡の外堀石垣
●首相官邸前にある池に置かれた刻印石
すべての石に刻印や刻文が刻まれており、多くは広島藩浅野家によるものと考えられている
自分でも部分的にはまわっていましたが、全体を通してみてまわったのは今回がはじめて。
それに、やはり先達の案内があると、自分では気がついていなかった重要スポットを教えていただけるなど、いろいろと勉強になります。
まさに「先達はあらまほしきことなり」であります。
また、先日は念願の、東京湾クルージングさんが運行されている神田川クルーズに参加。
船でなければ見ることのできない、石垣好きにとっての「お宝スポット」が満載でした。
●↑↓一橋御門〜雉子橋御門にいたる江戸城外堀の石垣(一部)
伊豆半島の石丁場については、時間があいたときに、複数回にわけて断続的に訪問を続けております。
日帰りでいける距離ですし、なんといっても石丁場は地理的に厳しいところにありますので、一度にいける箇所に限界があるのです。
これまで訪れた、江戸城築城石を産出した石丁場は以下の通り。
【熱海市】
・下古路石丁場遺跡
・松崎山石丁場遺跡
・中張窪・瘤木石丁場遺跡
・礼拝堂石丁場遺跡
・朝日山石丁場遺跡
【伊東市】NPO法人宇佐美江戸城石丁場遺跡保存会さんのツアーで
・洞ノ入石丁場遺跡(卍谷)
※こちらの詳細については2013年2月25日のブログ江戸城石垣のふるさとを訪ねて!(宇佐美江戸城石丁場遺跡)をお読みください。
このほか、街場や浜に残された石(残石)なども積極的に見に行っております。
とにかく各石丁場とも、それなりの急な坂や未舗装の道を歩く機会が多く、多少ひやひやさせられる場面もあるのですが、なにせ大好きな江戸城の歴史を語る重要な遺物ですから、なんとしてもこの目で見たい、さわりたいという一心に突き動かされて歩き回っております。
とはいえこれからの季節、植物たちが生い茂り、虫たちも元気に飛び回る夏場は、石丁場めぐりには不向き。
しばらくは石垣のなかにある刻印石探しに力を入れていきたいと思います。
まだまだ訪れていない石丁場もたくさんあります。
日本100名城よろしく、地道に1つ1つ訪問していきたいと思います。
まち・山に 歴史の息吹 さがす旅
꒹